当院での診療を希望される方へ

診療対象について

当クリニックでは、長野県中信エリアの方を対象に精神科医療とその周辺のよろず相談を承りますが、主に以下のような方を対象とした外来診療、訪問をおこなっています。

地元の方(長野県中信エリア(松本周辺))対象です。
当院は二次、三次医療を担う大学病院などの高度専門医療機関とは異なり、近隣の一次医療を担うクリニックです。地域の教育機関や福祉機関、行政などと密に連携して、ケースワークや社会的処方を行う診療をおこなっています。遠方の方となるとそういった密な連携や環境へのアプローチが難しくなり診療のクオリティが担保できなくなるため診療圏を中信エリアに限らせていただいております。
ただし、長野県内の医療機関の主治医からの直接のコンサルテーションの依頼は、主治医にお戻しする条件でお受けできる場合もあります。主治医やケースワーカーからご相談ください。
児童は学童後期(概ね10歳以上)からを対象としております。幼児や高齢者は原則診療しておりません。
当院には幼児の診療に必要な行動観察などができるプレイルームや幼児用の待合室がないこと、子どもの心理検査はできないこと。診察室は階段で上がった2階にあり、高齢者の包括的診療に必要な脳画像検査等での身体疾患の除外、治療などができないためです。受診されている方のご家族の発達や介護の一般的な相談は可能です。
身体疾患、器質疾患の除外、治療は原則身体科(小児科や内科など)でお願いしてます。
当院では外注での血液検査、心電図の検査くらいしかできません。身体症状が主の場合はまずは内科や小児科などを受診し身体疾患の除外の上、精神科医療が必要なら紹介してもらってください。身体疾患の管理は原則内科や小児科でお願いします。また、こちらで診察して必要と判断した場合は各科に紹介させていただきます。一般的な医療・健康相談は可能です。
精神症状が重篤な状態の方、急性期の病状の方に関してはお受けできないこともあります。
当院はクリニックですので、緊急で入院治療や行動制限を要するような切迫する希死念慮、思考や行動のまとまらなさ、行動上の問題、身体不調などを要する状態の方に関しては総合病院、精神科病院などの受診を優先してください。地元の方の急性期を脱したあとの生活支援や慢性期のフォローは可能です。

精神科一般診療をおこなっておりますが、特に以下のような方は当院の得意とするところです。

ユーストランジションクリニック(必要に応じて心理士による心理検査やカウンセリングもおこないます)
思春期(原則10歳以上を対象とさせていただいています。)〜青年期、移行期の発達障害、知的障害、不登校、ひきこもり、摂食障害、行動問題、性別違和、精神疾患等の本人と親が主たる診療対象です。親子それぞれが、応援団をもち、社会の中で生きていけるようにサポートをします。本人に受診の動機がない場合は、まずは保護者だけの受診や相談からでも可能です。

リカバリークリニック (医師、PSW、看護師の訪問も行っています)
成人期のうつ病、心身症、パニック障害、強迫性障害、双極性感情障害、統合失調症、依存症、ためこみ症、不安障害などの精神科一般診療もおこないます。発達、トラウマの視点ももった精神療法に加え、必要最小限のお薬を使い、生活支援を行います。援助希求力や自己対処スキルを身に着け、仲間を得て、自分の人生をとりもどすサポートをします。

当院受診にあたってのお願い

  • 当院はクリニックであり入院治療は出来ません。頭部CTや脳波など器質疾患の除外のための検査や多くの心理検査も出来ません。そのため病状によっては当院での診療は難しい場合があります。(必要時は連携先の医療機関に紹介させていただいております)
  • 原則として初診は30分〜60分程度再診は10分程度(20歳未満で初診から1年以内は親子あわせて20分程度)での診療を基本とさせていただきます。
  • お名前での呼び出し以外の呼び出し方(番号、仮名など)をご希望の方はお申し出ください。
  • 通院頻度や間隔は病状などに応じて医師と相談しつつ決めてください。
  • 診療の連続性や質を担保するため、現在通院中の方は診療情報提供書を現主治医に依頼して必ずご持参ください。
  • 当院の心理士は非常勤であり心理検査、知能検査(WAISⅣ 16歳8ヶ月以上〜)などの枠は非常に限られています。心理検査のみを目的とした紹介や新患はお受けしておりません。心理検査は当院通院中の患者さんで主治医が必要と判断した方、精神保健福祉手帳や障害年金等の申請ために必要な方のみに施行させていただいております。
  • WISC (児童用の知能検査)はできません。義務教育年代までの知能検査はできる限り市町村の心理職、スクールカウンセラーや教育相談、児童相談所等でご相談いただき結果をご持参ください。
  • 当院では適応のある方に対しコンサータ、ビバンセの処方は可能です。クロザリル、モディオダール、セリンクロの処方はできません。

以上のような感じの診療でよろしければ、以下より初診のご相談ください。


初診のご予約について

初診は時には特に時間をとってお話をうかがう必要があるため完全予約制とさせていただいています。
現在新規予約の希望者が多く、月初めの診療日(多少前後することもございます)の13:30から翌月分の初診予約受付を開始し予約枠が埋まり次第、予約受付を終了させていただいています。
なお、以下のような方に限り別枠でご案内させていただける場合もございますのでお問い合わせください。

・他の医療機関などでこれまでに樋端に受診されていたことのある方
・現在通院されている方のご家族の方(受診時にご相談ください)
・地域の医療、教育、行政機関などで本人に直接関わっている支援者様から特にお急ぎでのご相談の方

0263-34-6141

(9:00〜12:00 15:00〜18:00)

お問い合わせフォームはこちら
(具体的な相談は診療の中でおねがいします)

(行政等の各種相談窓口のご案内)
長野県では夜間や休日に緊急に精神科医療・相談が必要になったときのために、精神障がい者在宅アセスメントセンター「りんどう」(旧精神科救急情報センター)において電話相談窓口を開設しています。
児童生徒や保護者は各学校に配置されているスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカー(連携できます)や教育委員会等の教育相談への相談もご検討ください。
精神科受診について迷われている方、ご家族の相談の方などは松本保健福祉事務所の精神科医による精神保健相談長野県神保健福祉センター等への相談もご活用ください。
子どもや子育てのことに関しては児童相談所や児童家庭支援センターあいくに、発達障害に関しては長野県発達障がい情報支援センターに、松本市の学齢期のことに関しては松本市インクルーシブセンターにもご相談ください。
※当院はクリニックですので、緊急対応や急性期治療には限界があります。切迫する希死念慮や思考や行動がまとまらないなどの精神症状があるなど緊急度が高い方は入院設備もある精神科病院(村井病院、城西病院、松南病院、松岡病院、あづみ病院)などの医療機関へ受診ください。

初診のご予約をとられた方へ

はぐレッド
はぐレッド

お電話で予約をおとりいただきましたらWEB問診票に入力してご送信ください。(当日、紙の問診票にもご記入もいただけます。)

↓↓↓

初診日について

初診日の流れ
  • 11:30ごろ
    受付

    保険証と紹介状等を持参して予約時間におこしください。
    福祉医療や自立支援医療の受給者証があるかたはご持参ください。
    (自立支援医療は役所で医療機関の変更をしていないものは使えません)
    カルテ、診察券をお作りします。
    必要な配慮やご希望があればお申し出ください

  • 問診票の記載、予診等

    問診票への記載や心理士等による予診など

  • 12:00すぎ
    医師の診察

    医師による診察をおこないます。
    ご相談の上、血液検査や簡単な心理検査を行う場合もあります。
    家族と同席、または分離(別々にお話を聞く)などはケースバイケースです。ご希望があればお申し出ください。

  • 13:00すぎ
    次回予約、処方箋の交付

    院外処方とさせていただいております。処方箋は待合室のFAXで調剤薬局へお送りいただけます。
    次回の予約をご相談します。
    (このサイトからご自身でもおとりいただけます)

(午前中の予約患者さんの進行によっては少々おまたせすることもあります。ご了承ください。)

費用に関して

処方箋の有無や年齢、時間等により異なりますが保険診療(3割負担の場合)での自己負担は初診は概ね2000円〜3000円前後となります。
詳細は以下のページを御覧ください。

トップへ戻る
タイトルとURLをコピーしました