今、上田が熱いです。
東御市や上田市で就労支援の事業所や放課後等ディサービス、グループホームなどをスピーディーに展開するWANDSの大山社長、長野県内で保育園から塾、小中高校、予備校まで広く展開する信学会の小林理事長、そして、上田市で急性期から生活支援まで信頼の厚い精神科病院を千曲荘病院の遠藤院長、さらにとても熱い新聞屋である東郷堂の鈴木常務さん。
市や教育委員会と企画していた当初の企画が新型コロナの流行で中止になっても、有志の会で集まっての企画を継続していただいたおかげで、上田まで出向いてみなさんとお話をする事ができました。
オンラインのみになりましたが・・。
こういう行政主導ではないネットワークが地域に重層的にできてきているのは本当にすごいです。純粋に若者を応援していこうという熱い大人たちが素敵ですね。
中信エリアでもこういうネットワークを作っていきたいものです・・・。
今回の仕掛人である大山さんは、障がい者・復職者総合支援法人を名乗り地域の企業など有象無象と繋がりながら多動性を発揮し理想の福祉と事業をもとめて駆け回っています。
そんなWANDSの就労移行支援事業所はなんだか楽しそうです。
そして老舗の上田の福祉法人かりがね福祉会はグループホームなど地域に必要な福祉をコツコツジワジワと粘り強く作り続けてきました。
『地域の全人生に幸せを』
~生成発展によって幸せを拡める地域共同体~
という法人理念。これまたすごい・・・。
千曲荘病院は県内有数のアクティブな精神科病院で、強度行動障害の方の入院なども受けてくださり、患者さんについて何度かお邪魔したことがあります。発達障害のデイケアなどもやっているようです。
そして教育マフィア信学会は長野県各地で塾のほか、保育園や幼稚園、各種学校(才教学園や佐久長聖中高、通信制高校)、予備校を直営で展開していますが、実は塾は一番何でもありと不登校支援など隙間をうめる活動もしているそうです。
大山さんは残念ながら急なことがあり参加できなかったのですが、各分野のパワフルな諸先輩方とお話できたのは非常に楽しかったです。
講演では好きに話していいとのことでしたので、いつものような話ですが少々とがった話をしてしまいました。
ライブ配信された動画は10月22日まで公開されているので、ぜひ御覧ください。
私は1時間20分あたりから1時間ちょっとお話させていただいています。
後半のシンポジウムで司会の小林さんから「自分の仕事に点数をつけるとすると」という質問がありました。
自分の答えをあらためて聞いてみると自分は他人に点数をつけるのも、自分に点数をつけられるのも嫌なんだなあと思いました。人を評価するほど偉い人間でもないし、人に評価もされたくない。
「攻めてますね」といわれましたが、実は逃げて逃げてはみだしてはぐれて隙間にはいりこんでいるんです。
チームは好きですが組織や集団が苦手で好奇心とシンパシーで生きている生き物です。
世の人は我を何とも言わば言え 我が成す事は我のみぞ知る(坂本龍馬)
ってな感じでしょうか。
いや実は自分でもどこへ向かっているのかわかりません。
でも、ただ
おもしろきこともなき世をおもしろく(高杉晋作)
したいだけなんです。そのためには貧困と無知と戦います。
すべての人の生存と安全、それぞれの幸福追求を支えるために医療を上手に使い、子どもや若者たちに選択肢を増やしたいですね。