3/31,4/1 はっはっホホホ。高森信子先生の「信頼関係を作る・会話の基本」講演会

イベント情報

精神障害の家族教室、親のSSTなどを全国行脚されている高森信子さんの講演会のお知らせです。

毎年安曇野市の家族会、三郷にに八会が中心となって主催されて開催され、私も3年前に参加させていただきました。
当事者との生活にすぐ生かせる具体的、実践的なお話ばかりです。
高森信子先生は89歳になられますが、パワフルです。

今回は「各事業所はもちろん、訪問看護、グループホーム、ヘルパー、デイケア…の人たちにも聞いて欲しい」とのことで支援者向けの講演会も家族向けとは別に開催されるそうです。
参加はなんと無料とのこと。

詳細はこちらも(うつリカバリーエンジン)

令和4年3月31日(木)
支援者向け研修会(定員40名、ZOOMオンライン会場あり)

会場安曇野市 豊科公民館 2 階大会議室
☆13:00~ 開場
☆13:30~15:30 基調講演 「信頼関係を作る・会話の基本」
☆15:30~16:00
  お困りごと相談「コミュニケーションの問題、お困り事などをみんなで共有しましょう!

家族の方は、4月1日に家族同士でじっくりと1日セミナーです。

令和4年4月1日(金)
家族講座 (定員 40 名)
会場 安曇野市 豊科公民館 2 階大会議室
☆午前 10:30~12:30  ~基調講演~
☆午後 13:30~16:00  ~お困り事相談・暮らしのセミナー~

家族向け講座チラシはこちら


少しだけ私が参加した時の内容を紹介します。

あなたは私にとって大切な人、宝物だと伝えましょう


本では存じていましたが、はじめてお会いした高森信子先生、お年を重ねられていてもめちゃパワフルで元気をもらえました。

本人を元気にして変えようとするより、家族が変わるほうが早い!
でも家族に、それを言うと、こんなに苦労してくたびれ果てているんです。
「さらに私に変わるっていうんですか・・。」という人もいます。

家族が変わるというのはどういうことでしょうか。
関わりのパターンで、よかれとおもったことがあっていないことも多いのです。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)というのは道徳を教えるのことではなく、コミュニケーションを下から支える方法です。

精神疾患の当事者はストレスを感じやすい敏感な方が多いです。
家族の力関係がある中で一生懸命でも言葉で治そうとすると余計こじれてきます・・。
叱咤激励では治らないことはウスウス感じていらっしゃるでしょう。
そして、誰にとってもできないことをなんとかできるようにしようというのはすごいストレス。
それよりもできていること、できることをもっともっと褒めながら増やしていく。
そうすると病気の分量が減ってきます。

「あなたは私にとって大切な人、宝物だと伝えましょう。」というと、「私は親から言われていないので、私は言えません!」という親も・・。

親も人生を振り返り、十二分に癒やされる必要がありますね。
このあたりこそ、親の会の役割かもしれません。

思春期は親離れの葛藤の時期です


さて、当事者にとって思春期は親を乗り越えたい時期。
精神障害の当事者は思春期がエンエンと続いているようなもの。

親は寂しいけど先に子離れする自分を育てましょう。
要は、自分の思い通りに仕切らないことです。
盆栽みたいにしていると子どもにとってはストレスの塊です。

良いコミュニケーションとは、相手の気持ちがわかり、そして自分の気持も言えて、より生産的な関係になることを言います。
とことん聞いて先ずは相手の気持ちの分かる人になりましょう。

オープンダイアローグやストレングストーク、WRAP、CRAFT、SSTなどの最近のさまざまな技法ともエッセンスを共有する内容で、統合失調症のみならず摂食障害、発達障害、ひきこもりや不登校などの子をもつ親もとてもヒントになる内容だとおもいます。


はっはっホホホの謎は参加してみてのお楽しみです〜。


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